Diary 2012. 10
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10月29日 (月)  熊棚だ!熊の爪痕だ!ナ・メ・コだ〜!

27日は、大山北尾根斜面で恒例の植樹活動でした。
HPでの紹介は、もう少し後にします。
少々疲れ気味で、写真を整理するのもかったるいから・・。
とりあえず、「きまぐれ」で紹介です。
植樹近くで熊棚を見つけました。
へ〜、あれが・・と、見上げます。
近くの木にも、幹に爪痕が・・・。
熊の居る森って、考えるだけでゾクゾクしますね。
その昔、熊と相撲をとった男の子がいましたが、最近では、「男より熊がいい。」と言う女の子もいました。
しかし、今年の山は木の実が少なく、熊さんは餌不足のようで、時々街の周辺に出ては、人から苛められています。
ある〜日、森の中・・と、「森の熊さん」を大声で歌う人も、ホントは熊を見ても居ない人も、「熊こわい・・襲われる・・」と言います。
襲われた事があるのかな〜、襲われてるのを見た事あるのかな〜。
人間は悪さをしてもナカナカ捕まらず、捕まっても、裁判で量刑が決まります。
その間、どんな悪人でも、飯を食べさせてもらえます。
ところが、熊さんは、柿や蜜柑を一個食べただけで、問答無用で捕まり、周辺の人から弁護士なしの人民裁判に掛けられます。
そして、良くて「所払い」。下手すりゃ上告なしの死刑です。
その昔、東京上野の不忍池に「矢鴨」がいました。
誰かが鴨に弓を射ったのですが、急所を外れて矢を刺したまま泳いでいました。
テレビや新聞で話題になり、それを見た国民市民が冷血人間と非難し、ある人は涙まで流していました。
ところが、山の中じゃあ、鹿や熊の野生動物が毎年数え切れないほど殺されているのです。
我が身を振り返り・・、人間とは勝手な冷血動物です。
今日もナメコを前にして、熊に喰われる前に食っちゃおう・・と、痛い腰をさすりながら、必死に採りました。
ナラタケは残してあげるから、かんべんしてね。
・・と、言い訳でした。

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10月26日 (金)  峠の小屋番 3)

どうせ暇な小屋番なので、明日の植樹活動の準備をしました。
苗木を3本づつ手提げ袋に小分けしました。
たいした仕事じゃありませんが、手を伸ばしたりしゃがんだり・・で、結構疲れちゃいました。

その後、息抜きで、昨日の散歩の続きをしましたが、丁度、その時を狙ったように、新聞記者が取材に来たようです。
「中村さん、峠にいなかった・・」とかで。我が家へ来たようです。
女房が、「そんな筈はないけど・・」で、戻った時には、今度は私がイネムリをしてるトコでした。
来週の朝日新聞に載るようですが、県内版です。

しかし、峠の小屋番は、暇ですが、おもしろいです。
今日は9時頃に駐車場が満杯になりました。
その後に来るクルマは、峠前後の空き地に勝手駐車をします。
見たところ、私とドッコイ年齢のジ〜さんが、道路の空き地にクルマを停めています。
道路に直角なら3台、道路に平行なら2台は楽に駐車出来るスペースです。
最初、直角に停めたジ〜さんが、クルマから降りて、ジ〜っと見ています。
そこで、やおらクルマに乗り、クルマの角度を、道路に直角から平行にしました。
まあ、土日と違いクルマも少ないし、通行車両の事を考えているのかな?、と、見ていました。
すると、そのジ〜さん、クルマを前に出したり後ろへ下がったり、そのうち、またクルマから降りてくると、今度は、両手を広げたり狭めたりしています。
もう一台、停める事が出来るか・・の、確認かな?、と見ていたのですが、そのうち、クルマを50pほど前に出すと、クルマから降りて、ウンウンとうなづき、そのままロックすると、大山へ登っていきました。
私は唖然、呆然。しかし、最近は切れる年寄りが多いと言うので注意もしませんでしたが、ナントこのジ〜さん、他のクルマが前後に停めないように、2台分のスペースのド真ん中に停めていったのです。
最近は、我が儘な年寄りが多いと聞きますが、まさに絵に描いたような自分勝手ジジ〜でした。
このジ〜さん、家で家族で夕食を食べる時も、ここは俺の領分と、肘を張ってるのかも知れません。

クルマの停め方、ゴミの捨て方、私は山の中じゃ動物観察か植物観察しかナイ・・と、思っていましたが、人間観察が意外とおもしろい事に気づきました。

ま、でも、あまり書きすぎると、ただでさえ少ないお客さんが、もっと減りそうなので、この辺にしときましょう。

さあ、明日は大山で植樹です。
私も立派な年寄りなので、人に迷惑を掛けないように、今日は早寝をしましょう。

写真は配達された苗木と送りの荷札ですが、駐車場に立ってる「門戸口」の看板。
最近は、自分勝手な呼び名が幅を利かせ、昔からの地名が忘れられていきます。
昔の地名は理由があっての事、勝手に名前を変えるなよ・・。
信州長野の、信濃四谷が白馬に変わったように、沓掛が中軽井沢に変わったように。
丹沢も、極楽橋が地獄沢橋に、三角山が菜の花台に、塔ヶ岳がいつのまにか塔ノ岳に変わってしまいました。
動物と同じで、土地は人間に文句が言えません。

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10月25日 (木)  峠の小屋番 2)

さすがに今日は暇だった。
まあ、いくら元気な高齢登山者でも、たまにはお休みしたいのだろう。
暇な人見て「暇だな〜」と言う人は居なかった。
今日は、どちらかと言えば、中年が多かった。
40代〜50代ってとこか・・。
世の中では一番忙しい世代だが、自由業かサービス業かな〜。
オイラもサービス業みたいなもんですが、暇がないな〜・・、金もないけど。
・・で、どうせお客さんが居ないので、小屋を閉めて周辺をブラつきました。
とは言っても、お客さんが、「誰か居ませんか〜!」と怒鳴ったら聞こえる範囲です。
でも、そんな距離でも秋が見えます。
アキチョウジ、リンドウ、トリカブト etc。
もちろん、他の草花もありますが、一応秋色で・・。
ホントはもっと綺麗な色ですが、カメラが悪いんです。
ほんの少々、秋の散歩を楽しみました。
午後のヤビツバスが出発するのを待って、養魚場に飛んで行きました。
暗くなる前にイワナノ採卵です。
腰が痛くなる前に終了しました。
明日は土曜日の植樹活動の準備があるため、土曜日のお客さんのためにキノコ採り。
ちょうど暗くなる寸前に、採り終えました。
一昨日の雨で育ちすぎたか、手のひらサイズもありましたが、美味しそうなナメコです。
お客さんに出すのももったいないので、自分で食べちゃうかナ。
旬は、まず毒味が必要かもな・・。

ところで、丹沢とは全然関係ない話しですが、イタリアじゃ、地震予知が出来なかった・・理由で、科学者が有罪判決を受けましたね。
禁固6年とは驚きました。
やってらんない・・と言う科学者も居るでしょうが、お金だけ使って、何してるか解らない科学者には、「いい薬」かも知れません。
でも、この国を振り返ったら、地震予知より、原発を安全だ!と言い続けて来た科学者達を25年くらいの禁固刑にして欲しいと思います。
ついでに、国策と言って推進してきた政治家は無期懲役かな〜。
ウソばかり吐いてる政治家も、当選回数毎に刑を重くしたら、もう少し真面目な政治家が出て来ると思います。
イタリアに倣って、日本の裁判所も国会を大掃除して欲しいもんだ。
ついでで申し訳ないけど、東京の老人クラブも、まとめて掃除してくれないかな。
もう、いいでしょう。誰もアンタ方に頼んでいないと思うけどな〜。
それとも、東京都民は期待してるのかな〜。
いまの与党にも野党にも、新党とかにも期待しちゃいないけど、老人に助けてもらおうとは、更々思っちゃいない。
政治の質を落としているのが、実はアンタ達・・なんだけどね。
急行電車を地元の駅に停めちゃったり、新幹線の線路を無理矢理曲げちゃったり、昔の政治家もしょうもなかったけど、愛嬌があったね。
それに比べると、いまの人達は実力も愛嬌もなく、ただひたすら傲慢。
このままなら日本は沈没する・・んじゃなくて、沈めるのが、実はアンタ達、じゃないか。
日本が沈んで喜ぶのは、韓国と中国だけだよ。

そんな事を考えると尚、気が滅入るので、もう一度秋の花を探しに行きましょう。
明日も明後日も、お天気は良さそうだ。

そう言や〜、イワナのビッグサイズですが、誰か釣れたのかな〜。
せっかく、アッチにもコッチにも放流したのに、釣れた話しは聞きません。
水温が低いせいか・・お客さんも少ないからか。
釣れたらバッチをプレゼントします。
写真の一枚は、イワナの卵です。
食べません、来年の春、可愛いアカチャンになります。

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10月22日 (月)  峠の小屋番

登山にも釣りにも、いい季節ですね。
おまけに天気も良くて、言うことナシでしょう。
日頃の行いが、それほどいいと思えない人達ですが、昨日も今日も、ナイスグッドなお天気です。
ところが、私は連チャンでヤビツ峠の売店でお留守番。
不景気の波は、こんなところにも押し寄せて、ジュースの一本も売れませんが、
変な登山者が増えたために、一応、ガイドの真似事が必要になります。
昨日は日曜でもあり、ことさら変な人が多い一日でした。
秦野駅からバスが付くと、乗降口からドド〜ッっと、人がはき出されます。
トイレへ駆け込む人、すぐに歩き出す人、ご飯を食べる人・・と様々です。
人の波は、半分は大山、半分が表尾根、少々が札掛方面へ流れます。
その中で、アッチキョロキョロ、コッチキョロキョロの人が私のところへ来て、
「教えてください、ヤビツ峠はどっちですか?」と訪ねる人。
この人、駅でバスに乗るとき、行き先を確かめずバスに乗ったのでしょうか。
次の人、「渋沢へはどう行きますか」「今来たバスに乗って秦野駅に戻って電車で次の駅」と教えると、「いや、歩いて行きたい」と言います。
そこで、「バスと電車の走る横を歩いたら・・」と言うと、初めて「山を登って行きたい・・」と言います。
そこで、「どういうルートで歩きたいのか・・」と聞けば、「・・・・」なのです。そして、口から出た言葉は、「くら、くら、くら・・・」とつぶやいています。
聞いてるコッチの頭がクラクラしてきます。
試しに、「大倉か?」と聞くと、「そうだ、そこだ」と言う始末。
「何も解らないなら登山地図を買ったら・・」と言えば、「高いからいらない」と言い、「塔ヶ岳まで4時間半」と言うと、「登りが多いい?」と聞き直す始末。
「遭難して来い!」と、怒鳴りたくなりますが、そんな事を言えば、「ココのオヤジは不親切だ・・」と、ネットに書かれるかも知れません。
何十年ぶりかで売店の留守番をしますが、こんなに「登山者の質」が変わっているとは、想像以上でした。
「ぐる〜っと回りたいけど、コースを教えて・・」「勝手に回ってろ」とは言いません。
「タダの地図ある?、タダのやつ・・」「ない」「え〜っ、ないの」
山に若い人が増えた・・と喜んでいる人達もいますが、ナ〜ニ考えてるんだか解らない、山ガ〜ルに山ボ〜イは退場!です。
今日は月曜日、それでもバスは臨時がでるほどの登山者の多さです。
バスが着いた時、自然環境保全センター主催の登山教室のマイクロバスがトイレ休憩してました。
登山教室に参加しているオジサンが、バスから降りる登山者の多さに驚いて、「今日は月曜だろう、暇な人が多いな・・」と、言います。
「チョット、それはアナタも一緒でしょ、暇な人が暇な人って、おかしいよね」
と言うと、いま気が付いたように笑っていました。
ビジターセンターの姉〜ちゃん達も一緒でした。ガイドのようです。
オジサン達は嬉しいだろうな〜、可愛いネ〜ちゃんガイドです。
出発するのを見送りながら、「俺も、ドッカへ行きたい歩きたい」と思っているのに・・、後ろから石でもぶつけてやろうか・・と、思いましたが、いつもお世話になってる姉〜ちゃん達なので、とりあえず笑顔で見送りました。
昨日は、この時間、自転車の大群でしたが、今日は閑〜散。
年配のご夫婦ドライブばかりです。
こんなのも、いいですね〜。

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10月11日 (木)  ヤマメの採卵

今年は暑かったからな〜、お魚の卵も遅れるだろうな〜。
でも、来週は娘と婿殿がお休み、何処かへ行くよだ。いいな〜・・って、娘夫婦を羨んでも仕方ない。
久しぶりのお休みだからノンビリ行っといで。
ただし、その前に、お仕事がたくさんだ。
まずは、水道屋さん。次はお魚屋さん。
排水が詰まっているようだ・・、水が溢れてアッチコッチに流れ出してるらしい。
行って見て、排水口に手を入れてすぐに解かったね。
10メートル離れた場所のケヤキの木の根っこが排水口に入り込み、直径15cmのパイプを埋めてるようだ。
コンクリートを割って、塩ビのパイプに入り込んだ根を切れるところから切って、1b離れた場所の穴を空け、色男じゃない婿さんに、「コッチから突付くから、根っこ掴んで引っ張れ!」。
出てきました、ナウシカの腐界に出てくるような、オバケみたいな根っこでした。
ま、力を合わせりゃ何とかなる・・の、お手本でした。
次は採卵準備のために親魚の仕分けです。
卵を抱えている♀、すぐにも出したくてしょうがない♂。そして、使い物にならない♂と♀(親としての話で、食べたらコッチの方が美味しい)。
最初に書いたように、今年は先々週まで暑かったので、卵も遅れるだろう・・と予想したものの、見事に外れ。
暑いの寒いの・・と、オロオロするのは人間だけ。ヤマメもイワナも、キッチリと昨年どおりでした。
網を引いてお腹を触ると、イワナはあと、1週間〜2週間ほどですが、ヤマメは今日採卵でした。
今日の仕事を明日に延ばす事は得意ですが、たまたま真面目に仕事したら、イヤ〜よかった。
ところで、昨年、親候補をたっぷり確保したため、今年は、放流用のお魚もタップリです。
婿さんに「放流用のイワナを掴め、HPに載せるから、写真を撮るぞ」・・と言いましたが、なかなか上手く掴めません。
ヘタクソ・・と言ったら、写真を撮るのがヘタなんじゃない・・と言われました。
とりあえず40aクラスのイワナです。
明日、時間があれば、もう一度お魚掴んで載せますが、明日は横浜です。
帰りが何時になるやら・・。
いずれにしても放流します。
試験的に土曜日か、台風の決着が付けば、来週半ば頃にドバっとやりましょう。
今年は水量水温共に安定してるので、お魚も、釣のアナタも絶好調と思います。
この写真で、素敵なイワナ、解かりますか?。

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10月9日 (火)  散歩

自然観察をしながら軽いトレッキングをするための、練習。
今日は、午前中の早い時間、人を連れて歩く・・人を連れてトレッキング。
だいじょうぶかな〜。来月から、ちゃんと人を連れて歩けるかな〜。
・・と、取り越し苦労のオイラでした。
道端には、秋の花が咲いていました。
ついでに、オ〜ッ!オ〜ッ!あったぜ・・と、最後はキノコ採りに没頭でした。
この娘、ナラタケを初めて見たそうな・・。
晩御飯のウドンの出汁&秋の味でした。
この娘も、お家に持って帰りました。
家族より先に箸をつけるな、反応を見てから最後に箸を出せ、おもしろいから・・と、言いましたが、真面目な娘なので、私の言いつけは守らないでしょう。
でも、ナラタケを知らない子が、ナラタケ持って帰って、家族は信用して食べたかな。

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10月4日 (木)  連休のお部屋空いてます。

台風17号、夜食のラ〜メン持って、ペット茶持って、構えて迎え撃とうと思っていた台風でしたが、札掛は、風も吹かず、雨も降らず・・でした。
歳と共に弱っている足腰頭なもので、カッパ着て徹夜の作業は疲れます。
外れて良かった・・・・。

それでも、水は濁らずに水量は増えて、水温は気温と追いかけっこくらいの14℃、川のお魚や釣り人は「絶好調」のようです。
山も秋めいてきたし、登山日和が続きます。
オイラも、もう少し元気なら、かわいいネ〜ちゃん誘って、何処かの山へ行きたいくらいです。

数日前ですが、川原で白いアザミを見ました。
アザミってアザミ色が普通なので、白アザミにはビックリ、こればかりじゃ、山の葬式みたいですが、アザミ色の中に一株の白アザミは、なかなか綺麗です。
この辺りで、コーヒー飲みながら寝転んでいたら、頂上へ登るより楽しいはず。
残念ながら所要途中、写真だけ撮ってきました。

「何で日曜日にお客さんが居るの?」と、聞いたら、「連休じゃない・・」と叱られました。
連休とは知りませんでした。
まあ、いつもの通りですが、釣り日和、登山日和のいい季節ですが、お部屋は空いてます。ことに日曜日は空いてます。
ただ、朝晩は結構涼しくなりました。
釣りでも登山でもない、ただ、ダラ〜っと過ごす方は、厚手の上着が一枚欲しいですね。
先日の朝は10℃を下回りました。日中でも12℃、まだ、9月だから・・と、我慢する必要もないので、ストーブに火をいれました。
火が燃えると暖かいですね、懐の寒さも忘れてしまいます。

丹沢は、いい季節です。

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