Diary 2013. 3
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3月31日 (日)  悲しい春・羽生田追悼

恒例の楽しい「森の学校」二日目の朝の事です。神奈川パークレンジャーとして、また、協会員として、丹沢で活躍する羽生田が、北アルプス鹿島槍で遭難し、亡くなった事を、保全センターからの知らせで知りました。
家族も朝のTVニュースで知り、子供達の手前、そっと報告してくれました。結婚生活わずかな時間の短い生涯でした。
私が羽生田に声を掛けた最初は、炭焼き窯の中だったと思う。私と同じ健康色の地黒の顔に炭がついて更に真っ黒。真っ暗で狭い炭窯の中、側に居るのに、何処に居るのか解りません。初対面のため(・・だったと思う)、名前を知りません。
素材を手渡しする時に、「おい!、色白のね〜ちゃん」と声を掛けると、隣に居た人に「中村さん、それってセクハラですよ」と、真面目な顔して言われました。
その時の羽生田の返事は、「中村さんなら、ナニ言われてもいいです」と、やさしい気遣いでした。
そこで、初めて名前を覚え、会員である事も知りました。
巡視で、札掛方面へ来た時は、少し時間があれば必ず立ち寄り、状況報告をしてくれます。
「お茶してったら・・」と声を掛けても、山から降りてくれば、いつも夕方、トイレ休憩のみで急いで帰ります。
先月、登山道巡視の帰りに、少し時間があるからと、同僚レンジャーの石川さんと二人で立ち寄りました。
前の週の寒い日に外で食事をしていたので、「震えながらお弁当を食べるより、ここへ来ればいいだろう。お茶や味噌汁くらいいつでもあるんだから・・。」と言うと、「来る度にお茶やお菓子をご馳走になると、あまり図々しくするな・・と注意される。」と言います。お茶とお菓子をご馳走しながら、「そうか。まあ解らなくないけどナ・・、でも、頭の固い上司だな〜・・。そうだ、それなら、お客さんになればいいじゃないか。うちは山小屋みたいなもんだし、休憩料金払えばいい。ハイ、50円。」と言うと二人でケラケラ笑っていました。
私のような年寄りなら、今日、急逝しても、それはものの順序です。
それぞれの人に神様が与えた時間といえ、結婚生活も僅かな羽生田の37年はあまりにも短い。
若い人が先に逝くたびに、時として神様も意地悪と思う。
予想もしない悲しい知らせは、あまりにも突然で、いまだ実感がなく、今日も、「道也さ〜ん・・」と、玄関から巡視報告の元気な声が聞こえてくるようだ。

写真は、昨年の秋、大山北尾根での協会主催の植樹活動で、昼食時に、参加者に解説する5班の解説リーダーの羽生田。
真ん中の赤いパーカーで、右腕に資料を抱えている女性です。

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3月26日 (火)  春は駆け足?

この春は、丹沢も早い春。
駆け足どころか、気が付いたら、そこに居たの?・・って感じです。
まさか、桜が咲くとは・・。
昨日、久しぶりに横浜へ出かけましたが、横浜はもちろん、麓の秦野も満開。
お祭りやイベントで予定を立てた人達は困っているでしょうね。
でもね、この間の「雪」のように、気象庁を苛めたらダメですよ。
誰にだって間違いはある。
ウソのかたまりの政治家に比べりゃ、予報外れなんて可愛いものです。
・・と言うより、自然相手に「予報」なんて、外れて当たり前。

しかし、今年のミツマタ開花は去年より1ヶ月早かった・・。
でもね、一昨年に比べたら・・、なんと、同じ日なんです。
春が早い・・と騒ぐ程のもんじゃありません。
とは言え、冬芽から蕾、蕾から開花が早いんです。
オイラみたいに先がなきゃ急ぐのも解るけどね。

今朝、養魚場から見た大山は薄っすら白かった。
あれは霧氷だな・・。
って、オイラは全然気づかなかった。運転しながら寝てたのかな〜。
養魚場から帰ってから、娘に言われて、「お〜っ、ホントだ。」と気が付いた次第です。

養魚場の豆桜が一輪咲いて、札掛橋のソメイヨシノも蕾がふっくら。
ミツバツツジまでが、張り合うように咲き始めました。
楽しむ時間も欲しいから、そんなに急がないで、少し足踏みしてくれないかな〜。

明日からは「森の学校」。
それこそ天気予報が悪いのですが、誰か日頃の素行の悪いのが居るのでしょうね・・スタッフの中に。オイラかな〜。
ま、天気が雨でも雪でも、いつも元気で小生意気な子供達から、元気をタップリ分けて貰いましょう。

札掛も、花見を計画するなら、いまのうちですよ。
ミツマタの中へ入ると、香りがいっぱい。
ミツマタって、1万円札の材料なんですが知ってましたか?。
材料はこんなにあるのに、手持ちに現物がナニもないのは、ナンか変です。

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3月13日 (水)  春三番くらいかな?

一昨日は中国の陰謀か、山が霞むほどのP2,5。
+杉花粉。
昨日は少し落ち着いたものの、今日は強風の一日。
養魚場の各池は、花粉を抱えた杉の実に埋め尽くされました。
取水口や池に落ちてくるのは杉の枝や実なので、水が止まる心配はありませんが、それでも除去は必要です。
強風に足下はふらつきながらも、右手にデッキブラシ、左手にタモアミ持って、取っても取っても終わらない作業でした。
ところで、杉の葉っぱや枝に混じって、カヤランもたくさん落ちてきました。
欲しい人がいたら、配達はしませんから、取りに来てください。
どうせ、まとめてゴミにしちゃいます。

この数日の暖かさで、ミツマタが満開になりました。
昨年に比べると一ヶ月ほど早い開花です。
まあ、夏みたいな暖かさに騙されて、慌てて咲いちゃったのでしょう。
寒の戻りで、後悔しなきゃいいけどね・・。
ついでに、ミツマタの隣にあったミツバツツジ・・。
なんとなく蕾の先っぽが、ほんのりピンク。
ためしに、こじあけてみようと思いましたが、人為的手法はかわいそう、その時をまちましょう。

昨日、山へ入ったらシイタケが出ていました。
小指の先より小さかったけど、堅くて美味しそうです。
あと、4〜5日くらいかな。

花粉にも負けず、2年後のストーブの薪割りをしています。

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3月5日 (火)  三寒四温

まさに春。
昨日の夜は雪。
朝に目がさめたら真っ白。
でも、気温は−2℃で、道路の路面も凍ってない。
昼間は気温も上がり、午後からは薪割りをした。
修理に出したチェ〜ンソ〜が戻ってくれば、もっと薪割り出来るのに、残念。
娘が嫁に行ったら、お雛様を飾る事さえ忘れていました。先月末に慌てて出したものの、「花」がない。
いつもなら、養魚場の紅梅を切って飾るのですが、今年はまだ、堅いつぼみ。
そうかと言って、やっと芽を出した川原のネコヤナギを切るのはかわいそうだし・・。
と、考えて(なにを?)いたところへ、三抱えくらいのチューリップの到着。
お雛様も、食堂も、一気に春になりました。
菅原さん、有り難う。

明日から、もっと暖かくなる気配。
もう2〜3回雪が欲しいところです。
なんてったって、春の雪は杉花粉を落としてくれるし、山が水を一番消費する木々が芽を吹く季節も、渓流の水が豊かです。
雪の期待もありますが、気温が安定すれば、養魚場のお魚も、川のお魚も元気です。
冬の間、我が家も無収入が続きましたが、今週からは通常料金に戻せそうです。
そのかわり、お魚をドッチャリ放流します。
ところで、札掛橋の下に40p超が泳いでいます。
3番なら兎に角、2番ロッドは、ちょっとヤバイかも知れません。

そう言えば、数日前に来た人が、川のそばに居ると鼻も目も楽だ・・と、言ってました。
私は、どこに居てもナンともありませんが、花粉に敏感な人は大変そうです。

なんにも花がないと淋しいね。
ネコヤナギ、チョッキンして来ようか・・。
綺麗・・、期待はしていたけど、すげ〜・・。

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